「病院がトヨタを超える日」 と「沈みゆく大国アメリカ 逃げ切れ日本の医療」を読み比べてみました。意外にも共通点がありました

「病院がトヨタを超える日」は

 はてなブログでも書いている 謎の覆面ブロガーのちきりんさんのブログで紹介されていたことがきっかけで読もうと思いました。

「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)

「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)

 

 

私は先に堤未果さんの本を読んでいました。

 

 

堤さんはどちらかといえば

国民皆保険」を守っていこうという立場なので、ある意味、このふたつの本は真逆な

主張を書いた本かと思いきや、意外にも、共通点がありました。

 

その共通点とは、

  1. コンビニ受診をやめよう、
  2. 国民も自分の健康に責任を持とう
  3. 医療を成長産業にしよう

というものでした。

医療を成長産業にしようという点ですが、お二人ともアメリカの医療崩壊の現場を語っていて、アメリカのように極端なやりかた、つまり命の沙汰は金次第というような原理を持ち込まず、方向性さえ間違えなければ、医療は産業として成長するとかかれてありました。医療ツーリズムなど、世界各国の医療のことなどもお二人とも書かれていました。

そして、二つの本を読んでみて、説得力という点において、

具体的にかつすでに御自身で実践されている点において、北原先生の本に、私としては軍配があがりました。

 

堤さんの本は何冊か読みましたが、

世界がおそろしいスピードで悪くなっていく現状を綿密な取材をもとに書かれているのですが、具体的な対策に乏しく、「じゃあ、どうすればいいの?」と思うことがたびたびありました。新刊も買いましたが、ちょっとね・・・恐怖心だけが煽れる印象をもちます。

 

北原先生いわく、今の健康保険制度というのは 日本が高度成長期の時期だったら適応できた制度ですが、今の少子高齢化 終身雇用も崩壊、AIの出現、IT化の推進が起こっている今の日本には合わなくなってきている、制度疲労を起こしているともかかれており、いずれ、つぶれると書いていました。

言いっぱなしにせず、北原先生は政治や行政がなんとかしてくれると待つのではなく、現場の医師が行動を起こさねば・・・と自ら率先してそしていろいろ実践されている様子が書かれていました。

 

北原先生の本を読み終わった後、なんだか希望がもてました。

そして、国民皆保険制度など、国や地域などで私たちのまわりにはいろんな制度がありますが、

もういちど自分の頭でよく考えて、

それって、

今の時代に合ってるの?と私たちと社会制度との関係性をあらためて問いかける必要もあるのだと思いました。

こうしたことも北原先生は問いかけていました。

ある意味過激な言葉で表現しないとまわりは聞く耳を持たないとも。

 

私は、ITの推進や人工知能の出現によって、

国の制度自体が大きく変化し、しまいには根本からなくなっていったり

仕事のしかたもお金の決済の仕方も従来のものとはまったく違ってきて、

ものすごく変化していっている時代に入ってきているのだと思いました。

そして、自分のまわりで変わってきていることを意識するようになりました。

(電子マネーの出現や自動レジなど)