副島隆彦著「中国、アラブ、欧州が手を結び、ユーラシアの時代が勃興する」

この本です。

2015年7月、今から三年くらい前に出版された本です。

 

中国、アラブ、欧州が手を結びユーラシアの時代が勃興する

中国、アラブ、欧州が手を結びユーラシアの時代が勃興する

 

 たぶん、北朝鮮のことがかたづけば、世界はこのような流れになるのではないかと思いました。

というか、すでにもう、そういう流れになりつつあって、中国やアジアが世界の中心になっていくだろうと私も思います。

著者がドバイなど中東に実際に足を運んでいる様子も書かれています。

ソエジーが(ネット上では副島隆彦さんのことをこう呼んでいるようでようですね)「アラビアのロレンス」になり切ったコスプレ?姿の写真もありました。

アラブ、イスラム世界などの今の様子や歴史なども書かれていて、狭い日本にいるとわからない世界が広がっていました。

中国人というとなぜかわけもなく毛嫌いする一部の日本人もいるし、私も十年前くらいに栃木県の日光に行ったときに、マナーの悪い中国人の団体に嫌気がさしたときもあります。

ですが もうそんな狭い了見でいること自体がバカバカしいことだと思いました。

そんな考えでいると世界から取り残され 日本だけがアジアから孤立してしまいます。

(安倍政権は中国嫌いですが

最近の安倍政権の外交を見ると日本が周辺諸国から梯子を外されている様子を見ればわかります)

最近の中国人は、わりとマナーもよくなりつつあるし、東京の銀座を歩いていても、最盛期ほど訪日している数も少なくなってきたなあと思います。

経済力もあり、経済的に成長を続けている中国を日本も無視できません。

中国は、スマホ決済など、今の日本よりはるかに進んでいます。

日本のマスコミでは、中国は南沙諸島で領有権争いを激しくやってると、中国ばかり批判していますが、南沙諸島に関しては、中国だけでなく、フィリピン、ベトナムなども結構、がっつりと領有権争いをしていると書かれていました。

中国脅威論ばかり煽って アジアの国々を分断させようとする 戦争屋「インナーステート」にも言及していました。

それはアラブ世界においてもそうで アメリカ イギリス フランスなどの西欧諸国(にいる戦争屋)がアラブ人を分断させ 戦争を仕掛け 武器を買わせ続けてきたとも……。戦争で儲けた人も多いんですね。

副島先生の中国の分析として「中国は何億人という国民を食べさせるために 西側諸国とも仲良くなっていかなくてはいけないので戦争はしない、戦争などしている場合ではない」と書かれていました。

そして 「アジア人同士 戦わず」「日本もアジアの国の一部なのだから アジアの国々と仲良くし周辺諸国東アジア共同体を作るべき」と主張しておられます。

この主張はこの本の中でも

一貫しておりました。

私も戦争になるのだけは嫌なので、とにかく平和なのが一番いいと思っています。

最後のほうになると 書きたいことが山ほどあるけれど 紙面の都合上 削除してしまった感があり

この本は 残念ながら最後は少し駆け足気味な文章になってるなあと私は思いました。

スケールの大きな大陸の話もあり 狭い日本 狭い世界に住んでいる私も少し視野を広げなくてはと思わされました。