森 功 著 「日本を壊す政商」 ③軽量級の政商

この本です。

 

日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈
 

  

最後のまとめとして、森功氏はこの南部氏のことを

「軽量級の政商」と書いています。

企業家としての確たる理念もなく 独創性も感じられない、

かつての小佐野賢治氏や堤泰次郎氏のような迫力がない、一方で、接待やパーティーなどを通じて人脈を広げるのには長けている、などと書いていました。

南部氏は兵庫県神戸市の出身、三人兄弟の三番目、父上もやはり実業家でした。

南部氏は関西大学の出身で、学生時代に家庭教師派遣などの起業をしていたようです。

南部氏は学生時代、神戸市内のこどもたちの家庭教師のアルバイトをしているときに、今の人材派遣業の原型を思いついたようです。

家庭に入って専業主婦になり

今は働いていないだけど、元は商社で働いていた経験があり、上智大学大阪外国語大学の英文科を卒業していて高学歴のお母さんたちがたくさんいたそうです。

彼女たちは、英語が堪能です。

それをみた南部氏は、短時間でも働けて、本来の技能を生かせる派遣業を思いついたようです。

女性が埋もれている才能技能を生かしていく…。

発想としては、いいなあと私も思います。

私も、このパソナの広告を見たことがあります。

パソナとなる前はマンパワースタッフとか、テンポラリースタッフだとかいう社名でした。

主婦向けの雑誌によく載っていましたね。

 

大学の英文科を卒業した、英語が出来る、都会の高学歴の主婦向け・・・というイメージでした。

そのときは法律的にも派遣事業が通訳や秘書などの特殊技能をもった人限定だったので、短時間で働けて高収入といった印象の広告でした。

この人材派遣業という商売の原型は、古くは戦国時代からあったようです。

江戸時代では、徳川幕府江戸城をつくるのに多くの労働力がいわば「派遣」で集められた

とのこと。

昔は「口いれ稼業」とかいわれ、わりと蔑まされていたようです。

今も陰では「ピンハネ商売」などと言ったりもします。

その蔑まれるような商売を、巧みなイメージ広告で、良いイメージをつくりながら売上を伸ばしてきたのがパソナだとも森氏はそう書いていました。

いい時流にうまく乗ってきた会社ですね。

また、森氏は、軽量級の政商に、また軽量級の政治家が群がる・・・とも書いていました。

そうですね、わけのわからないカタカナのイメージ、掛け声だけのスローガン政策だけが先行し、

実際の政策の中身がなんなのかわからない、

そしてそれが果たして確たる政治結果があるのか?

国民の暮らしを良くしているのか疑問・・・

そんな今の安部政権を思い出しました。

安倍総理も南部氏とは昵懇だと聞きました。

雰囲気が似ているので、似たものどうしということで、波長があうのでしょう。

森氏の最近の著書では安倍総理のことも書いています。

これです。

加計学園問題のことのようですね。